こういった疑問にお答えします。
パーソナルトレーナーになるためには「名刺代わり」となる資格はあった方がいいです。
このご時世、パーソナルトレーナーなんてごろごろそこら辺にいて、誰がいいのか正直わかんない。 少なくともクライアント(一般人)からはこう思われます。
つまり、資格があるのとないので指名本数は雲泥の差。 実力はあるけど指名されない、そんなパーソナルトレーナーにならないための秘訣をこの記事で解説していきます。
筆者はこんな人
専門は運動生理学、トレーニング科学。
中高生のチーフトレーナーとして活動の傍ら、東大大学院で博士号を取得。
現在も小学生から高齢者まで幅広いクライアントを対象にトレーニングを指導している。
目次
指名されるパーソナルトレーナーになるにはCSCSがおすすめ
パーソナルトレーナーとして稼ぎたいなら「CSCS」がおすすめ。
CSCSとは
NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が認定するCertified Strength & Conditioning Specialist:CSCSのことであり、NSCAの「認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト」と言われる。
NSCAはNCSA-CPTという資格も出していますが、NSCA-CSCSはCPTの遥か上位資格。
世界通用するトレーナー資格なんです。
なぜCSCSなのか?
なぜNSCA-CSCSなのか?
➡CSCSは現在、世界で最も信用されているトレーナー資格だから。
解説します。
CSCSが最強な理由
- 合格率50%以下
- NSCAが認定する資格
- 国際的な資格
- 試験範囲が専門的
一般的な商業目的の資格ビジネスと違って、合格率が極端に低いコト。
それほど難しいトレーナー資格として業界では認知されています。
CSCSの取得方法・受験資格
CSCSを受験するためには以下の要件を満たしている必要があります。
受験資格
以下の2つの条件を満たすこと。
- 出願時および受験時に、NSCAジャパン会員(正会員、学生会員、英文会員)であること。
- 学位(学士、修士、博士)取得者、学校教育法が定める4年制大学もしくは6年制大学の卒業見込み者、または高度専門士の称号を保持する者。
(引用:CSCS 試験要項)
要約すると、
- NSCAジャパンの会員になれ(年会費13,200円)
- 大卒もしくは専門卒(認定された)のみ
受験資格取得条件としてはそこそこ厳しめ。
さらに注意
2030年以降受験資格の変更が決定している。
【変更点】「NSCAが認定するストレングス&コンディショニング関連の教育プログラムを卒業し、学位を取得していること、または同プログラムに在学している大学卒業見込み者」
(引用:CSCS受験資格変更)
つまり限られた大学の卒業生(見込み)しか受験資格が与えられないこと。
質の高いトレーナーを養成するためにフィルターをかける目的もあるみたいです。
2030年までに取らないと「一生取得できない」ヒトも今後出てきます。
CSCSの受験料
NSCA-CSCSの受験料は以下の表を確認してください。
NSCA年会費 | 13,200円(税込み) |
CSCS受験料 | 50,200円(税込み) |
1回の受験で63,000円以上持って行かれるので1発で合格したいところ。
これはマジで落ちたらショックのやつですね・・・。
CSCSの合格率
NSCA-CSCSが最強の資格たる所以がこれ。
そんなに簡単に取らせてくれません。
合格率はなんと「50%以下」。(引用:試験について)
このなかには軽い気持ち(CSCSをナメて)で受験しているヒトも含まれているので低く出ている可能性も考えられますね。
とはいえ、50%以下の合格率はちゃんと準備していかないと後悔する値です。
CSCSを独学で取得するのは可能か?【=可能、ただし基礎学力が必要】
CSCSを独学で取得するのは果たして可能なのか?
多くの人が疑問に思うところ。
そうかもしれませんね。
実際に自分と周りのCSCS取得者の実体験を元に解説していきます。
CSCSを独学で取得するのは困難(スポーツ系学部出身は例外)
NSCA-CSCSを独学で受験して取得することはハッキリ言って「可能」です。
ただし、私の周りの人を見渡すと独学で受験したヒトには一定の傾向があります。
独学でCSCS取得したヒト達
- Aさん:中京大学スポ科→東大大学院(CSCS取得)
- Bさん:日体大体育学部→東大大学院(CSCS取得)
- Cさん:東京理科大→東大大学院(CSCS取得)
- Dさん:日体大体育学部→日体大大学院(CSCS取得)
- Eさん:日体大体育学部(CSCS取得)
- Fさん:慶應義塾大学→東大大学院(CSCS取得)
- Gさん:早稲田大学スポ科(CSCS取得)
- Hさん:専門学校卒→米国留学(CSCS取得)
- Iさん:中京大学→米国留学(CSCS取得)
- Jさん:筑波大学体専→筑波大学大学院(CSCS取得)
私の身の回りのヒト達のみですので統計学的には何の意味もない指標ですが、見ての通りみんなレベル高すぎるんですよね。
上記にヒト達はみんなNSCAの公式テキストブックを買って勉強していましたが、それでも基礎学力(解剖生理学やトレーニング科学の基礎知識)が豊富にあるので受験合格に繋がったのだと考察できます。
正直、体育大学やスポーツ系の学部を出ていないヒトにとってこのテキストを丸暗記したところで合格する可能性は極端に低いでしょう。
それくらいヒトのカラダは複雑で緻密なんです。
【関連】パーソナルトレーナーに必要な勉強と知識【必須5科目】
確実にCSCSを取るなら養成スクールに行くべき
「確実にCSCSを取得したい」とおもうそこのあなた。
確実に取得したいならトレーナー養成スクールに通うべきです。
理由はコレ。
トレーナー養成スクールに通うべき理由
- 講師陣がCSCS取得者
- 試験対策まで完璧
- (資格取得後の)稼ぐためのノウハウを学べる(←ここ一番重要)
トレーナー養成スクールの講師は確実に「CSCS」保持者。
資格を持っている人から学べる機会は養成スクールしかありません。
さらに試験対策を完璧にやってくれます。
そのため「CSCS合格率98%以上」をたたき出す養成スクールもあります。
さらに! 養成スクールの講師陣はパーソナルトレーナーとして稼いでいる一流のトレーナー。
つまり資格取得だけがゴールじゃなくその先の「稼ぎ方」まで学べる機会を得られるわけです。
>> トップトレーナー養成スクール【プロジム】
プロジムって?
トレーナー養成スクールは高い?安い?
たしかにトレーナー養成スクールの学費(授業料)はそこそこの値段。
養成スクールの授業料
- プロジム・・・55万(オンライン40万)
- ラスタイルアカデミー・・・66万〜
➡相場平均:約60万円(1年間)
ご覧の通り、想像以上の授業料かも知れません。
しかし、例えばCSCSを取ろうとするスポーツ系学部の人達は年間120万円の学費を4年間払って受験資格と対策をするレベル。
また、CSCSの資格取得を目指すために専門学校に入り直す人もいます。
専門学校は2年間でだいたい200万円程度。
コレをみただけでも「トレーナー養成スクール」がいかに安いかが分かるはず。
はっきり最低これくらいの投資ができない人はトレーナーになる器じゃないですね。
まとめ:パーソナルトレーナーの資格はCSCSがおすすめ
この記事のまとめは「パーソナルトレーナーとして信用され稼げるようになるにはNSCA-CSCSを取得する」ことが最低必要。
しかし、CSCS取得は難関中の難関。
独学で資格取得するのはほぼ無理だと思っていいレベル。(全体合格率50%以下)
本気でトレーナーとして稼ぎたいならトレーナー養成スクールに通って、
- 資格取得対策
- トレーナービジネスのイロハ
これを学ぶべし。
そこには優秀な資格取得者かつ敏腕経営者がいるから。
そして習うより慣れろ。
トレーナー養成スクールに通ってトップトレーナーの背中をみて成長しましょう。
おすすめトレーナー養成スクール
- 東京・大阪:プロジム・・・オンラインあり(全国可)
- 東京:ラスタイルアカデミー・・・入学金無料キャンペーン実施中)
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