「トレーナーに興味あるけど、なにを勉強していいのか分からない」
「どの科目を勉強していいの?」
「トレーナーに必須な科目って?」
こういった疑問に体育大学でトレーナー専攻だった管理人がお答えします。
本記事の内容
○トレーナーになるための必須5科目
○パーソナルトレーナーになるためのマンツーマンレッスン
目次
トレーナーになるための必須5科目とは

トレーナーになるために勉強、習得が必要な科目は以下の5つです。
解剖生理学
解剖生理学は人体の構造を理解する学問です。
解剖学と生理学のハイブリッドといえる領域で、骨の配置、筋肉の付着部、血液の成分、細胞の性質など多岐にわたります。
しかし、ここを理解していないとその他の分野を理解できなくなるので、最重点科目と言えます。
建物で言う"基礎"といえる学問です。
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運動生理学
運動生理学は、運動によって生じる体内で起こる様々な生理現象を学ぶ学問領域です。
例えば、エネルギーの産生機構、筋肉の組成、トレーニングによる体内適応、など解剖学の基礎の上に立ち、運動を指導する上で重要な学問です。
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スポーツ栄養学
スポーツ栄養学はその名の通り、栄養学を根底にスポーツに特化した分野です。
トレーナーとしてクライアントを指導する際、健康的に運動させることが最重要です。スポーツ栄養学は、クライアントの健康維持、ダイエット、増量、全てをカバーする学問です。
運動生理学と重複する部分が多く、同時に学習することがおすすめです。
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バイオメカニクス
バイオメカニクス(運動力学)は物理の理論を人体に応用させる学問です。
バイオメカニクスは骨や筋肉がどのように動いているか、またそのときに関節が発揮する力はいくらか、そして動きの特性は、と言う疑問を、数字で明らかにしていきます。
また、バイオメカニクスを習得すると、正しい体の使い方、怪我の発生リスクを理論的に理解できます。
実際に、理学療法士やトップトレーナーはバイオメカニクスを深く理解しています。
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トレーニング学
トレーニング学は運動生理学、スポーツ栄養学、バイオメカニクスの応用編です。
どのメニューで、どの重さで、何回、何セット、休憩何分、全てを理論的に学べる学問です。
トレーニング学は現場に出るための最終段階です。
クライアントからの要求が最も出てくる分野です。
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独学できないならスクールに通うべし

トレーナー業界は、現在青天井の業界です。
中には年収1000万プレイーヤーなんてゴロゴロいます。
トレーナーは知識だけでなく、クライアントの悩みを引き出すコミュニケーションスキルも必須です。
つまり、座学だけではトップトレーナーにはなれません。
最高の知識と、最高のコミュニケーションスキルを身につけた上で実績を積むことが必須となります。
トレーナースクールでは実際のトップトレーナーからの"対面授業"をうけられます。
またマンツーマン講座を完備しているスクールも出てきており、
トップトレーナーへの近道と言っても過言ではありません。
まとめ:1科目1冊まずはやりきろう
トレーナーとして活躍するためには膨大な量の知識を蓄える必要があります。
その分、多彩な教科書が存在するため、あれこれ手を出してしまいがちですが、
まずは上記に示した5科目5冊をやりきりましょう。
この5科目の基礎知識があってこそ、サプリメントやトレーニングの応用ができます。
本気で目指すならこれくらい、擦り切れるまでやりきりましょう。