筋肉をつけない筋トレをするには【結論：その考え危険です】

「筋トレが大事って知ってるけど筋肉はつけたくない・・・。」

「筋肉をつけない筋トレってあるの？」

こういった疑問にお答えします。

10代、20代の女性はほぼ筋トレをしませんよね。（もちろん尊敬するほど頑張っている方もいらっしゃいますよ！）

筋トレをしない理由は
①めんどくさい
②野蛮
③かっこ悪い
④必要と思わない
⑤ムキムキになりたくない
このいずれかに該当するでしょう。

このマインドは否定しませんが、今から20〜30年後、
子育て中〜子育てを終えた当たりから危機感を感じ始めます。
健康診断でも医者に必ず言われます。

そうなるんだったら先にやっとけよ！と思うわけですが、
今回は「⑤ムキムキになりたくない」を徹底的に掘り下げていきます。

記事の信頼性

●【最終学歴】東京大学大学院（博士）

●【経歴】中学・高校バスケ部トレーナー

●【経歴】甲子園球児ストレングス指導

●【現職】大学教員

●【専門分野】運動生理学・健康科学・疫学

1 "筋肉をつけない筋トレ"って"咳はするけどマスクはしない"と同じ
2 筋肉をつけない筋トレメニュー

"筋肉をつけない筋トレ"って"咳はするけどマスクはしない"と同じ

「筋肉をつけない筋トレ」って一見よく分からないです。
一般常識からすると「あり得ない」または「存在しない」と言えるわけです。

かみ砕くと
「咳き込むけどマスクはしない」と同じくらい非常識です。

このご時世
「咳が出るなら、マスクつけるよね？」って常識ですね？

それと同じ。
「筋トレしたら、筋肉つきますよね？」常識。

この考え方すぐに辞めてください。
改めましょう。

"美"は筋肉をつけた者のみが得られる称号

もし今、あなたが「綺麗！」「美しい！」と思い描く女性がいたとします。

その方々は皆
・丸っとしてますか？
・ガリガリですか？

このいずれでもないはずです。

世間一般的に「美しい」「綺麗」と言われる女性の特徴は
・出るとこが出ている
・締まるところが締まっている
女性ではありませんか？

これらの造形を描き出すのは紛れもなく「筋肉」です。

この現実をちゃんと直視しましょう。

"筋肉が輪郭を作り、脂肪が輪郭を隠す"

もし今、自分がずっと「かわいい」と言われていたいなら筋トレはするべきではありません。

かわいいの基準は男女それぞれ違った感性がありますが共通して居る部分もあります。

そう、「丸い物はかわいい」。
例えば、
●カービィ
●ピカチュウ
●ハム太郎
●箱に入った禰豆子（ねずこ）
●ベイマックス
いずれもシルエットは丸いです。

男女同じくかわいいと思える対象なのです。

繰り返しますが、
もし今のまま「かわいい」と言われ続けたいのであれば筋トレは絶対にしないでください。

上の章で述べましたが「筋肉は美の象徴」。
筋トレをすることで出るところが出て、締まるところが締まればあなたは「かわいい」から「美しい」対象へと変わります。

痩身信仰から脱却しない限り自滅する

K-POPのアイドルはみなスタイル抜群です。

あなたも彼女たちに憧れて過酷なダイエットに挑戦したことがあるのではないでしょうか？

大事な部分を見落としています。

「K-POPアイドルは皆筋トレを欠かさないこと」。
この動画を見てください。
アイドルがいかにキツいトレーニングをしているのかと言うことを。

こちらはBLACKPINK。

彼女たちは痩せているではなく「締まっている」のです。

J.Y.Parkさんも言っていましたが
「最高のパフォーマンスをするには準備が必要」
「準備は自信もつける」
「（ｷﾃｸﾀﾞｻｲ）」

彼女たちの"満ちあふれる自信"と"ダンスのキレ"は紛れもなく
日々の練習と筋トレによるものに他なりません。

今すぐ、間違った「痩身信仰」から脱却しない限り
あなたの健康を害し、蝕み、楽しいはずの青春時代を送れなくなるかもしれませんよ。

ボディービルダーはトップアスリートである

筋トレしたくない、筋肉をつけたくない理由として
ボディービルダーみたいに「ムキムキ」になりたくないという思考があるはず。

安心してください。
➡「ボディービルダーみたいになれるはずもありません。」

ビルダー達は自身の生活の一部を犠牲にしながら毎日筋肉と向き合っています。

その姿は真にトップアスリート。

河原で草野球やってる大学生が「ダルビッシュになりたくね〜」といっているようなもの。

公園でサッカーしてる少年が「クリスティアーノ・ロナウドになりたくね〜」とほざいているようなもの。

想像してみてください。
今からどれだけの犠牲を払えば彼等のような存在になれるのか。

結論、無理ですよね。

今あなたが筋トレを少し頑張ったからって
ボディービルダーを倒せるような筋肉なんてつきません。

そんなに甘くはありません。

彼等が「トップアスリート」であることを忘れてはいけません。
彼等から「ノウハウ」を盗むことが重要であることも付け加えておきます。

筋肉がなくても困らないから筋トレしない

「筋肉がなくても困らない」、え、ほんと？

じゃあ、今あなたのカラダから筋肉を全て取り除いた姿を想像してみましょう。

立てない
歩けない
箸も持てない
呼吸できない
心臓が止まってる
・・・

こんなくだらない議論は辞めましょう。

「筋肉がないと人は死にます」

「筋肉は必要以上には要らない」
必要な筋肉ってあなたの意思です。
ただカラダの声はそうではありません。

より健康で居たいというカラダの声は筋肉を欲します。

筋肉があることでどれだけの恩恵があることか。
今のあなたはまだ知りません。

30代、40代以降に痛感します。

「筋肉がほしい・・・。」

【人気記事】筋トレにはメリットしかない【7つの科学的根拠】

筋肉をつけない筋トレメニュー

筋肉をつけない筋トレ、なんて存在しませんが
筋肉の成長を極限まで遅らせることで実現可能性が高まります。

ポイントは

限界まで行わない

なるべく早く動かす

高負荷を低回数

ジョギングを多めにする

です。

筋肉をつけたくないなら"限界まで行わないこと"

筋肉は可塑性の高い組織です。

限界まで追い込めば、それに対応しようと発達します。

と言うことは、「限界まで追い込まないようにすればいい」と言う発想。

本来の筋トレは回数を決めずに追い込むことが正しいですが、
筋肉をつけたくない！なら
予め「12回×３セット」と決めて行ってもいいでしょう。

筋肉をつける上では超非効率ですが
この方法があってるかもしれません。

筋肉をつけたくないなら"速く動かす"

筋肉をつけたくないなら速く動かすこともアリです。

筋トレはじっくり"効かせる"ことを意識して行うと筋肉の成長が促せます。
【参考】筋トレ初心者におすすめするスロトレの効果とは？【高齢者でも筋肥大できる！】

速く動かすことで"効かせない"筋トレを行うと、筋肉はつきづらいです。

筋肉をつけたくないなら"高負荷を低回数"

筋肉をつけたくないなら高負荷を低回数行うこともアリです。

どういう意味かというと
自重トレーニングじゃなくて重りを少し持って
「３回×３セット」位行うイメージです。

このときなるべく重くします。

筋肉は２〜３回動いたからって大きくなる組織ではありません。
そこに少しだけ筋トレ要素（重り）をプラスしてあげるだけです。

そうすると筋トレやった気になれます。

筋肉をつけたくないなら"ジョギングを多めにすること"

筋肉をつけたくないならジョギングを多めにしましょう。
自転車でも水泳でも散歩でもダンスでもいいです。

徹底的に心拍数が高い状態で持続できる運動をすることです。

「有酸素運動」ですよね。

有酸素運動中は筋肉の成長が阻害されます。
そのためボディービルダーは大会前の減量期くらいしか歩いたりしません。

その逆です。
筋肉をつけたくないならしっかり走って走って筋肉を分解してやればいいのです。

時間の上限はありません。
赴くままに走りましょう。

１週間に30kmも走る習慣が出来れば細い身体になれますよ。