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本気で運動生理学を極める人へ【おすすめ本16選】

トレーニングを長くしていくと、トレーニングの停滞期行き詰まりを感じることが多々あります。

現在では巷のブログやYouTubeなどで手軽に情報を手にすることができる時代となりましたが、それでも依然として情報の正確性に欠けるものが多々見られます。

本気でトレーニングについて極めたい
本気で痩せたい
どちらかというと行動より先に理論を詰めたい



そんな方にとっては運動生理学の勉強は必須です。


『運動生理学って何を勉強すればいいの?』


今回はこの疑問にお答えします!

読んでおきたい人
体育教師
トレーナー
運動生理学専攻(大学院生)
子どもを本気でオリンピックに行かせたい親御さん
○痩せたい人

今回は、運動生理学を極めたい人が読むべき書籍を紹介します。
もちろん初心者から読めるようなラインナップです!!



※最後に「東大の教科書」を紹介しています。

運動生理学おすすめ本10選【わかりやすい】

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運動生理学20講(第3版)

筑波大学名誉教授 勝田茂氏による名著中の名著。
東大生に限らず、筑波大学、早稲田大学等の大学院生は擦り切れるほどこの本を読み込んでいます。(大学院入試にはかなりお世話になりました。)

20のセクションに区切ってそれぞれ著名な先生方による執筆のため
ネットの情報のウラを取るならこの本を手元に置いて
索引検索すれば全てが分かります。


おすすめする人
初学者:△ 
大学院生:◎ 
大学教員:○
中高体育教員:○
医療従事者:◎
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:△

パワーズ運動生理学 体力と競技力向上のための理論と応用

日本の誇る運動生理学者が総力を結集して翻訳した1冊。
2020年初版(日本語版)なので中の情報も非常に新しいものばかり。

フロリダ大学教授のスコット.K. パワーズの運動生理学本はアメリカで根強い人気を博しています。日本の運動生理学者の多くが彼の下に留学し、帰国後あまたの大学で教授になっています。

中身はカラーで写真や参考文献が非常に多く、情報をたどることが容易に狩野です。


運動生理学の教科書として、運動・スポーツにかかわる教員、学生、医療従事者、アスレティックトレーナー等の究極のバイブルと言えます。
運動生理学の参考書の中でわかりやすさは圧倒的No.1です。

おすすめする人
初学者:◎ 
大学院生:◎ 
大学教員:○
中高体育教員:◎
医療従事者:◎
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:◎


【詳細記事】パワーズ運動生理学の評判まとめ【目次まで公開!】 


1から学ぶスポーツ生理学【第2版】

運動生理学の教科書としては比較的最近出版された1冊。
日本体育大学の誇る教授陣による書籍。
これまでの運動生理学の教科書と比べ
図や絵が多く多用されており、読者ファーストな本です。



おすすめする人
初学者:◎ 
大学院生:◎ 
大学教員:△
中高体育教員:◎
医療従事者:○
アスレティックトレーナー:○
アスリート:◎


乳酸をどう活かすか 2

乳酸研究の世界的権威、東京大学八田秀雄氏の書籍。
『乳酸は疲労物質ではない』
と世界に向けいち早く発信し、その活かし方を追求した1冊。

ランナースイマーなど
持久系種目の選手から非常に愛されており
現在入手困難となっています。


おすすめする人
初学者:◎ 
大学院生:○ 
大学教員:△
中高体育教員:◎
医療従事者:△
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:◎


スポーツ栄養学: 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる

スポーツ栄養学の権威、早稲田大学名誉教授樋口氏の門下である
東京大学准教授寺田新氏による書籍。
研究、臨床(現場)ともに持っておきたい1冊。

発売以来、Amazonで非常に高評価が続出している様子です。



おすすめする人
初学者:○ 
大学院生:△ 
大学教員:△
中高体育教員:◎
医療従事者:◎
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:◎




寺田新先生の新刊【スポーツ栄養学最新理論〈2020年版〉





こちらは寺田先生の新刊(2020年)です。

発刊以来スポーツ関係者から賞賛の嵐のようです。

上記の上位互換版としてご利用ください。
トレーナー、管理栄養士は必携です。


筋力をデザインする

日本運動生理学会が全面協力の1冊。
運動生理学のうち、「筋肉」および「筋力」にフォーカスしています。
東京大学教授石井直方氏も執筆に関わっています。

今後、筋生理学を極めていきたい人におすすめです。


おすすめする人
初学者:△ 
大学院生:◎ 
大学教員:◎
中高体育教員:△
医療従事者:○
アスレティックトレーナー:○
アスリート:△


入門運動生理学

運動生理学の入門書
筑波大学名誉教授勝田氏による著書。
【以下】
1.筋収縮とエネルギー供給系
2.筋線維の種類とその特徴
3.神経系の役割
4.筋の収縮様式と筋力
5.運動と循環
6.運動と呼吸
7.運動とホルモン
8.身体組成と肥満
9.運動処方
10.運動と生活習慣病
11.運動と体温調節
12.筋疲労の要因
13.老化に伴う身体機能の変化
14.運動と栄養

まさに入門書として王道。



おすすめする人
初学者:◎ 
大学院生:◎ 
大学教員:○
中高体育教員:◎
医療従事者:○
アスレティックトレーナー:○
アスリート:○


目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名

トレーニングをこれからはじめたい人にとって
最強の1冊
他のトレーニング本と比べ、
圧倒的なビジュアルの良さ
ビジュアルに比例して理解のしやすさ

人体の解剖学的な知識を習得する上で
この上ない1冊として、お手元に置いておくことをおすすめします。



おすすめする人
初学者:◎ 
大学院生:◎ 
大学教員:◎
中高体育教員:◎
医療従事者:△
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:◎





教養としての身体運動・健康科学

この本は東大生が1年次から使う身体運動の教科書です。





教科書といえども内容は理路整然と誰が読んでもわかりやすい構成となっています。


一般の大衆向け書籍と違って読みやすさに特化はしていませんが、
大御所教員が連名で執筆しているので、
"間違いない"一冊です。



ちなみに東大の大学院を受験するならこの一冊は軽く網羅しておかないとまずいですよ。(総合文化研究科身体運動科学研究室に限る)



運動生理学―生理学の基礎から疾病予防まで

この本はタイトル通り疾病の発生機序を運動生理学の観点から詳しく解説している本です。

基礎中の基礎なので医療国家資格取得を目指す人は必読です。 

 

おすすめする人
初学者:△
大学院生:○(医療系) 
大学教員:○
中高体育教員:△
医療従事者:◎
アスレティックトレーナー:○
アスリート:×

 

運動生理学の基礎と応用 -健康科学へのアプローチ

 

運動生理学が健康へどのように活かされていくのか、と言う点を基礎から応用までわかりやすく記載されている教科書。

かなり専門的な部分もあるので初見で理解は難しそう。

 

おすすめする人
初学者:○
大学院生:○ 
大学教員:△
中高体育教員:○
医療従事者:◎
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:×

 

分子運動生理学入門

 

東大名誉教授石井直方氏と日本体育大学教授中里浩一氏による翻訳書。

この本はあくまで運動生理学の「分子メカニズム」に特化した参考書となっています。

そのため軽い気持ちで買って損することもあります。

ヒトのカラダを分子レベルから詳しくなりたい大学院生や教員、医療従事者におすすめです。

 

おすすめする人
初学者:○
大学院生:◎ 
大学教員:◎
中高体育教員:×
医療従事者:◎
アスレティックトレーナー:×
アスリート:×

 

アスリート・コーチ・トレーナーのためのトレーニング科学―トレーニングに普遍的な正解はない (体育・スポーツ・健康科学テキストブックシリーズ) 

 

運動生理学に囚われず、スポーツ科学全般をアスリート目線、コーチ目線、トレーナー目線でわかりやすく理解出来る参考書。

スポーツ科学の奥深さよりも、スポーツに携わるそれぞれの人間の目線から書かれた斬新な書です。

 

おすすめする人
初学者:○
大学院生:△
大学教員:△
中高体育教員:◎
医療従事者:×
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:◎

 

 

なるほど最新スポーツ科学入門

 著者陣は超豪華

有名元アスリートばかり。

スポーツ科学の入門書としてはこの一冊でしょう。

しかし、若干陸上競技に内容が偏っているところが万人受けしない点。

こんな1冊がほしかったと思われる良書には違いありません。

 

おすすめする人
初学者:○
大学院生:○
大学教員:×
中高体育教員:◎
医療従事者:×
アスレティックトレーナー:◎
アスリート:◎

 

大学生のための最新健康・スポーツ科学

こちらは日大の教科書。

運動生理学に限らず、スポーツ科学を始める者にとっての入門書的立ち位置

ただし教科書だけ合って網羅している範囲は広範囲にわたり大学レベルのスポーツ科学の教養ならこの一冊で十分賄えます。

スポーツ科学をわかりやすく解説しているのがポイント。

 

おすすめする人
初学者:○
大学院生:○
大学教員:△
中高体育教員:◎
医療従事者:×
アスレティックトレーナー:△
アスリート:○

 

 

イチオシは『パワーズ運動生理学』【わかりやすさNo.1】

数々の運動生理学本を紹介してきましたが、
実際に手に取り肌感覚で感じた名著は「パワーズ運動生理学」です。


まず、圧倒されるのが分量。
総ページ数約700頁に及ぶことがそれを証明しています。

写真の量や、コラムはもとより、参考文献の量に圧倒されます。

加えて紹介した本の中で圧倒的新しいという点です。

科学は常に発展していく中で「運動生理学20講」などは色あせない内容ではありますが、「パワーズ運動生理学」は2020年に日本語版として発刊されたという最大の強みがあります。


値段こそ、その他の書籍と一線を画しますが、
内容・分量・網羅する範囲の広さを考えれば妥当でありますし、
本気でこの本を読み込めば運動生理学を全て理解したと言っても過言ではないと言い切れます。


これらのスペックで¥10,000はむしろ安いのではないか、と思ってしまうほどです。


専門書として側に置いておくには
最も心強い1冊であると確信しています。






【詳細記事】パワーズ運動生理学の評判まとめ【目次まで公開!】

まとめ:わかりやすい運動生理学おすすめ本10選

運動生理学は選手だけでなく、栄養士、トレーナー、指導者そして親全ての人が知識として持っておくべき学問です。

さらに、運動生理学の知識を応用すれば
ダイエットの理論から習得でき、
メニューの構築まで容易に行えます。

本気で運動生理学を極めたい人は
上記に挙げた本を網羅するくらいの気持ちを持ちましょう。
(運動生理学の世界を代表する先生方の書籍です)



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