【体験談】大学院に進学してよかったこと、後悔していること

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【体験談】大学院に進学してよかったこと、後悔していること

「大学院への進学を考えているけど、実際良かったことや後悔したこと、こうしとけ!ってことがあるなら知りたい!」

こういった疑問にお答えします。

大学4年生になれば進路のことを考えはじめる時期ですね。

就職か、進学か・・・。

ほとんどの学生が就職するのに、あえて大学院に実際行った人の話を聞きたい!そんな声にお答えして30歳まで学生をしていた私がお答えします。

簡単な自己紹介

  • スポーツ系の学部を卒業
  • 東大大学院へ進学(運動生理学を学ぶ)
  • 修士号を取得
  • 博士号を取得
  • 現在大学教員

この記事を読んで分かること

  • 大学院に進学して後悔したこと
  • 大学院に行って良かったこと
  • 大学院に進学するなら”コレ”だけはしとけ!

こんな方におすすめ

  • 大学院への進学か就職かを迷っている人

 

 

大学院へ進学して後悔したこと

【体験談】大学院に進学してよかったこと、後悔していること

まず大学院へ進学して後悔したことを紹介致します。

人生選択、人生設計において「大学院へなんで進学したんだろう・・・」そう思うことは何度かありました。

 

お金に困る(親のすねかじり)

博士課程まで進学した私は特にお金に苦労しました。

正に日本の大学院生の窮状を体験していました。

修士課程の頃は完全に親からの仕送りとバイトで食いつなぎ隙間時間で研究を送るという生活。

博士課程では自身で働きながら学位を取得したため(社会人博士)お財布事情は更に苦しいものでした。

お金に苦労するのは大学院生あるあるなので親の経済的支援なくしては成し得ない学業生活であります。
(奨学金などはもちろんあります)

 

 

「まだ学生なの?」と言われ続ける

学生を長く続けることが出来る一方、プライベートで新たに出会う異性の方々に「まだ学生してんの?」と白い目で見られるコトはしょっちゅうあります。

同年代の女性はやはり「大企業」「高学歴」「高収入」の男性を無意識のうちに追っかけています。

我々は「高学歴」ではあるかも知れませんが、「大企業」でも「高収入」でもありません。

大学院という組織や、研究生活を理解してくれる異性の方が圧倒的に少ないということをまずは認識しなければなりません。

親ですら大学院(特に博士課程)についてはちんぷんかんぷんです。

そのかわりメンタルは強くなります。

 

 

自分よりできるやつが居すぎる(井の中の蛙大海を知らず)

大学院には自分よりできるやつがごまんといます。同期、先輩後輩限らず。

特に東大ともなればすごいやつだらけです。

「こんな奴らと学ぶのか」と言う期待の反面、「自分はどれだけ努力すれば彼等と並べるのか・・・」と言う不安感にも苛まれます。

大学院は自分の実力のなさを痛感した場でもあります。

 

 

婚期が遅れる

大学院に進学した人は総じて婚期が一般企業に勤めている友人達と比べ遅くなる傾向にあります。

地元の友人達は20代前半〜後半では幸せな家庭を築く人がほとんど。

大学院を見渡しても結婚している学生は1割未満。

その後、職についてもすぐにはしていない人がほとんど。

学生生活を長く謳歌してしまう代償を払う必要があるのかも知れません。

 

大学院へ進学して後悔したこと

  • お金に困る
  • 「まだ学生なの?」と言われ続ける
  • 井の中の蛙大海を知らず
  • 婚期が遅れる

 

 

大学院へ進学してよかったこと

【体験談】大学院に進学してよかったこと、後悔していること

大学院へ進学して良かったこともたくさんあります。

 

世界的な先生と仕事ができる

テレビで見る先生やその分野での世界的権威と一緒に仕事がデキるのは大学院の醍醐味でしょう。

世界を肌で感じることができるのは自分の人生においても数少ない貴重な経験。

世界のメンタリティを肌で学べることは誰かに自慢したくなります。

 

知的好奇心の塊と作業できる

大学院に進学する仲間達は総じて「知的好奇心」が旺盛です。

「環境は人を育てる」といいますが、自分の周りに常に居る人達がそれだけ知的好奇心に溢れていれば自分も知らずのウチに博学の精神を身につけていることでしょう。

勉強が苦でなくなります。

 

かけがえのない友人ができる

大学院では非常に辛い経験をたくさんします。

特に学事である中間発表や予備審査、そして本審査。

辛い経験を乗り越える仲間が「同期」です。

大学院の同期は学部や高校の同期とはまた違った毛色で死ぬまで付き合いが続くものと思っています。

共に切磋琢磨した仲間は今ではかけがえのない友人です。

 

 

就活の幅が広がる

大学院に進学すると就活の幅が狭まるとたまに聞きますが、そんなこと全然ありません。

むしろ就活の幅は広がります

自分の居る分野の企業達は大学院生をリクルートするのに必死ですし、外資系企業は大学院まで出た世界で戦える即戦力を求めています。

私自身、大学院に進学したことで就職する幅が広くなってわくわくした経験を今でも覚えています。

 

自分なりの哲学を持てること(エビデンスをもつ)

博士課程はDoctor of Philosophy (Ph.D.)「哲学の博士」と言う意味となります。

この哲学とは「人生は〜〜である」みたいな哲学という意味ではなく、自身の分野における哲学です。

「AはXXである」という考えを科学的根拠を基に唱えることができる、それが我々の「哲学」です。

哲学を持つことは人生において自身の幹となる部分です。

 

英語での作業環境が当たり前になる(ちょっとカッコいいでしょ?)

研究の世界での公用語は「英語」です。

英語で論文を検索し内容を理解し、論文を書く。

論文も原著論文なら英語で書くことが望ましいですし、学会に行けば英語で話さなければなりません。

英語を使って仕事をするって外務省、商社マン、エアラインなど限られた人達です。

ちょっとカッコいいでしょ??

 

搭乗券がMr.からDr.へ変わる(Ph.D.のみ)

飛行機に乗ったことがある人は分かるかも知れませんが、名前の欄にある「敬称」が変わります。

Ph.D.を取った人限定ですがMr.(Ms.)→Dr.(ドクター)になります。

海外に行けば「Dr.〜〜」と呼ばれるようにもなります。

Dr.は医者を指しますが、海外ではそれほど格式高い地位であることを表しています。

特に海外での話ですがMr.とDr.の待遇はまるで違います。

行けば分かります。一般の方でもPh.D.への尊敬は凄まじいです。

 

 

学会で海外へ行ける(もちろん仕事なので出張費で)

研究を生業としていると学会で世界を飛び回ることが普通となります。

もちろん仕事なので出張費が出ます。

海外の学会は堅苦しくないので観光目的で来る人達ばかりです。

メチャクチャ頭いいんだろうな、って先生達とフランクにコーヒー飲んだり話したりできるので普通に楽しいです。

 

 

大学院へ進学してよかったこと

  • 世界的な先生と仕事ができる
  • 知的好奇心の塊と作業できる
  • かけがえのない友人ができる
  • 就活の幅が広がる
  • 自分なりの哲学を持てること(エビデンス付き)
  • 英語での作業環境が当たり前になる(ちょっとカッコいいでしょ?)
  • 搭乗券がMr.からDr.へ変わる(Ph.D.のみ)
  • 学会で海外へ行ける(もちろん仕事なので出張費で)

 

 

大学院へ進学するならこれだけはしとけってこと

【体験談】大学院に進学してよかったこと、後悔していること

大学院に進学することを考えている方に大学院で優位に立つためにすべきことを紹介します。

大学院を修士過程で卒業する方にとっては入学した4月からたった24ヶ月後には大学院を去らなければなりません。

逆算すると修士1年の夏には実験が始まってるといい調子だと。

そうなると尚更、就活などに費やす時間は減ってきます。

博士であっても同じです。

博士課程は修士で問われる何倍もの力で主査・副査は審査します。

大学院生活を有意義に過ごすためのちょっとした準備が数年後に笑えるかどうかに関わります。

それではご覧下さい。

 

大学院用の就活を調べる

大学院を修了したことを就活に活かさないわけにはいきません。

学部生には学部生なりの就活が。

修士課程には修士課程なりの就活が。

博士課程には博士課程なりの就活の方法があります。

「どこへ就職したいかも含めて『大学院卒』を活かした就活さえできれば2年〜5年の遅れなんてすぐに追い抜けるぞ」

詳細はポスドクからの就活【体験談】上手くいかないことが当たり前をご覧下さい。

 

プログラミングの勉強を少しでもする

論文を書くにあたり統計をしますが、最近ではもっぱら『R言語』を使う先生が増えています。

R言語はフリーフォーマットのプログラミングツールで世界中のエンジニアが日々開発に注力しています。

R言語は覚えれば『できないことがない』と言われるほど有能なソフト。

R言語は大学院時代に統計をかけるために覚えればいいですが、せっかく覚えたプログラミングの知識を最大限に活かすなら本物のプログラミングもかじっておくと将来エンジニアとしてもつぶしがききます。

学部・大学院在学中(学割が使えるウチ)にプログラミングスクールに入会した方がいいでしょう。社会人となった今から入会するだけで数万円の損をするわけです・・・。
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【当たり前】英語はできすぎて後悔しない

研究の公用語は「英語」です。

大学院に入学するために死ぬほど英語は勉強しましたが、定着とはまた別の話。

【入試の英語勉強法はこちら

論文を読むことと、学会で発表すること、海外で英語を使うことはそれぞれ全然違います。

毎日英語を読む機会はありますが話す機会はほぼゼロ

普段、英語を喋る機会のない私は1日200円払って英会話を習っています。

月々で6000円強ですが飲み会代と思えば安いものです。
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まとめ:大学院に進学してよかった、でも準備しとけよ!

【体験談】大学院に進学してよかったこと、後悔していること

大学院に進学して結論としては『良かった』と言えます。

それでも最高の人生だったかと言えばそうではありません。

やはりそれなりの準備をしておいた方が大学院生活も楽しく、そして穏やかに過ごせたのだろうと若干の後悔もあります。

大学院に進学するなら準備しとけってコト

  1. 大学院生用の就活を知る
  2. プログラミングをかじる
  3. 英語はひたすら練習する

後悔しない大学院生活を送れますように。

 

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