「BCAAはダイエットにも効果があるって聞いたんだけど、ホント?」
「BCAAにはダイエット効果がある〜」
「BCAAには内臓脂肪燃焼効果がある〜」
こういった文言をネット上でよく見かけますね。
BCAAと言う得体の知れないもの。
確かに
ダイエット効果があると謳われたらついつい手にしてしまいそうになります。
ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
「BCAAって薬なの?」
BCAA自体にダイエット効果はもちろんありません。
ただ、よく勉強して上手く活用するコツを掴めば
効率いいダイエットの味方になってくれます。
この記事では『BCAAの正しい使い方とダイエット効果を引き出すコツ』を詳しく紹介します。
記事の信頼性
●【最終学歴】東京大学大学院 (博士)
●【経歴】中学・高校バスケ部トレーナー
●【経歴】甲子園球児ストレングス指導
●【現職】大学教員
●【専門分野】運動生理学・健康科学・疫学目次
BCAAにダイエット効果はあるのか? 【ありません】
![BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果を生み出す【BCAAにダイエット効果無し】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/nothing.png?resize=553%2C277&ssl=1)
BCAAにダイエット効果はあると思いますか?
➡結論、ないです。
BCAAはアミノ酸のことです。
※アミノ酸はたんぱく質を構成している要素です。
※BCAA:branched amino acid (バリン・ロイシン・イソロイシン)
※BCAAは筋肉の成長に不可欠なアミノ酸
アミノ酸は旨み調味料に使われたり、
化学反応させることで薬にも使われたりします。
しかし、世に流通するBCAAはサプリメントとして出回っているため
明確な効果を謳ってはいけません(薬機法上)。
よって、
BCAAは薬ではありません。
BCAAはサプリメントです。
痩せるために飲むものではありません。
BCAAに期待できる効果【疲労・筋肉痛の軽減】
![BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果を生み出す【BCAAにダイエット効果無し】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/man-tired.jpg?resize=545%2C363&ssl=1)
BCAAに期待できる効果は『疲労』・『筋肉痛』の軽減です。
BCAAは筋肉の成長に不可欠なアミノ酸でありながら、
時としてエネルギーとしても利用されます。
ヒトの身体は『糖質』を主たるエネルギーとして利用していますが、
もともと体内に存在する糖質には限りがあります。
そこで『体脂肪』と『たんぱく質』をエネルギーとしても利用します。
このとき、
『たんぱく質』は最大の貯蔵期間である『筋肉』を分解することで
エネルギーに変えようとします。
BCAAの摂取は『たんぱく質の分解』を最小限にすることで
エネルギーを供給することに加え、筋肉の減少を防ぐことで
『疲労』・『筋肉痛』を軽減できること考えられています。
【関連】プロテインで筋肉痛は軽減できない!【効果的な対処法とは】
BCAAを効率よくダイエットに活かす方法
![BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果を生み出す【BCAAにダイエット効果無し】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/drink-man.jpg?resize=546%2C363&ssl=1)
BCAA自体にはダイエット効果がないことが分かりました。
それでは
BCAAを用いて効率的なダイエットをするにはどうしたらよいでしょうか?
上記の章で述べたように、
『BCAAをエネルギー源と使える』環境を作ることが
ポイントとなります。
BCAAをエネルギーとして使うことで
筋肉の分解を最小限にすることがダイエット効果を引き出すコツとなりそうです。
BCAAは運動と組み合わせることが最重要
そもそもBCAAは運動と組み合わせて飲むもの。
運動しない人がアミノ酸ばかり摂っていても何の意味も成しません。
日常的に運動している人が
運動しない日に飲む分には理解出来ますが、
全く運動しない人が『BCAA飲んで痩せた!』って言うことは
単純に摂取カロリーが少ないからとしか言い様がありません。
BCAAを飲むタイミング
BCAAを飲むタイミングは主として3つ。
①運動30分前
BCAAは飲んで30分後から血中に取り込まれます。
エネルギーとして利用されるためには血中濃度が高い状態を作りましょう。
②運動中
BCAAは吸収の早さも特徴のひとつ。
そこで運動中の水分補給としてBCAAを利用することは"吉"と言えます。
③運動直後
運動直後は疲労が溜まりやすいポイント。
運動から時間を空けずに飲みましょう。
(プロテインとは別)
BCAAを飲むタイミングのコツとしては
①運動30分前
②運動中
③運動直後
それぞれを分けて飲むのではなく、
運動前から飲み始めて血中アミノ酸濃度が高い状態をキープするイメージを持って飲むことをおすすめします。
【関連】BCAAを飲むタイミングと飲み方【部活・ランニング・筋トレ民必見】
BCAAの量は?
一度に摂取すべきBCAAの量は『5000mg』を目安にしましょう。
摂取量は少なすぎても意味がないし、
逆に多すぎても酸化されて排出されるので
「5000mg」という容量を基準として利用しましょう。
BCAAはどの運動でも相性バツグン
![BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果を生み出す【BCAAにダイエット効果無し】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/collegues.jpg?resize=539%2C385&ssl=1)
BCAAと相性が良い運動は「全ての運動」とマッチします!
ヨガ、ランニング、筋トレ、その他多くのスポーツ。
どれを取ってもBCAAを飲んで行う意味があります。
例えば
スクワット1ヶ月チャレンジ や
腹筋1ヶ月チャレンジ など
個人で細々と続けてる筋トレに何かもピッタリです。
詳細はに【失敗しない】筋トレにサプリメントは必要か?【プロテイン?BCAA?EAA?】も記載しています。
BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果が生まれるまとめ
![BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果を生み出す【BCAAにダイエット効果無し】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/hip.jpg?resize=537%2C357&ssl=1)
BCAAは運動と組み合わせることでダイエット効果が生まれるコトをまとめます。
●BCAA自体にはダイエット効果はない【ただのアミノ酸】
●BCAAに期待できる効果【疲労・筋肉痛の軽減】
●BCAAはどの運動と組み合わせてもいい
○ヨガ ○ランニング
○筋トレ ○その他スポーツ
BCAAの選び方についてはこちらをご覧ください。
【関連】BCAAを飲むタイミングと飲み方【部活・ランニング・筋トレ民必見】