金メダル遺伝子・・・は、あります!
本記事では、
・自身にあったスポーツが知りたい
・子どもにやらせるスポーツを知っておきたい
・トレーニング効果がなかなか出てこない
というお悩みを解決致します。
記事の信頼性
●【最終学歴】東京大学大学院 (博士)
●【競技歴】中高全国大会出場、中学県選抜、高校少年男子(県選抜主将)、IH・ウィンターカップ出場、大学1部リーグ・インカレ出場、社会人日本2位
●【経歴】中学・高校バスケ部トレーナー
●【経歴】甲子園球児ストレングス指導
●【現職】大学教員
目次
ハーセリーズスポーツ遺伝子検査
![スポーツ遺伝子検査でわかること【競技特性が分かります】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/kids-footall.jpg?resize=464%2C310&ssl=1)
スポーツ遺伝子検査を商業的に展開してるハーセリーズ。
そもそもスポーツ遺伝子検査が盛んに行われるようになったのは2000年代前半。
シドニー五輪、アテネ五輪前後から盛んに実施され、
「金メダル遺伝子は存在するのか?」
というフレーズが話題となった。
これが実は「ありそう」という結論。
これまで分かっていることを集約すると、
・筋肉の組成(速筋線維か遅筋線維)が分かる
➡ACTN3
・血液の酸素・栄養素の運搬能力の指標とされる遺伝子
➡ACE 遺伝子
・ミトコンドリアの増殖を制御する遺伝子
➡PPARGC1A 遺伝子
の3つが大いに関連していると言われている。
特に陸上短距離界で日本人が欧米人、アフリカ系アメリカ人に勝てない理由のひとつに「ACTN3の発現量」の違いが挙げられている。
そもそもトップ選手同士を比べるだけでなく、
一般人同士の遺伝子を比較したとしても
ACTN3の発現量は「日本人<<<<欧米人」という構図に変化はないのである。
それゆえ、彼等は筋トレをしたら日本人のそれより効果を感じられやすい。
東京大学名誉教授石井直方氏は、日本人で世界3位(アジア1位)までのぼりつめたトップボディビルダーである。
氏の著には自身の経験と研究の結果からこう述べられている。
「トレーニングは速筋線維を太くすること。さらに速筋が遅筋化すること。生物学的に遅筋が速筋になることはあり得ない。」
要約すると、人は生まれ持った速筋線維の数ほどしか身体を大きくすることが出来ないのである。
遺伝的背景を踏まえて「自身の限界」に挑むのか、
尻すぼみし諦めてしまうのか。
こればかりは当人の意思によるものだが、「アスリートは前者」である。
さらにトップアスリートは自身の遺伝子とマッチした世界で
努力を積み重ねる才能を持っている。
「遺伝子×努力できる才能」から導き出される解は"無限の可能性"である。
つまり自身の遺伝子を知ることは、
自身の未知なる領域への挑戦となることを後押ししてくれるのである。
↓ハーセリーズスポーツ遺伝子検査
![](https://i0.wp.com/www11.a8.net/0.gif?resize=1%2C1&ssl=1)
スポーツ遺伝子検査で分かること
![スポーツ遺伝子検査でわかること【競技特性が分かります】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/kids-ruggby.jpg?resize=477%2C317&ssl=1)
スポーツ遺伝子検査でわかることは以下の通りである。
【関連記事】筋肉のつきやすさは遺伝で6割決まる【遺伝子検査で特性を見極めるが"吉"】
スポーツタイプの特性
ACTN3の3つの型(RR型、RX型、XX型)から判断して
・瞬発系種目(相撲、柔道、ウエイトリフティング、陸上短距離・跳躍・投擲など)
・持久+瞬発系(バスケットボール、サッカー、バレー、バドミントンなど球技全て、陸上中距離、水泳)
・持久系(陸上長距離、水泳、登山、自転車など)
の3タイプに分類することが出来る。
遺伝子型から特性のあるスポーツを選択することが可能になる。
持久力がつきやすいかどうか
持久力がつきやすいかどうかは「ミトコンドリアの増殖能」に左右されることが多い。
※ミトコンドリアは生命を維持する上で必要なエネルギーを作り出す工場的役割を持つ。
PPARGC1A 遺伝子の3つの型(GG型、GS型、SS型)から判断して、
・一般的な持久運動だけでも十分向上可能
・インターバル的なキツめのトレーニングが必要
かどうかについて明らかにすることが出来る。
ちなみに、
持久力はトレーナビリティが高い体力のひとつです。
トレーナビリティとは「トレーニングによる向上能」のことで、
マッチしたトレーニング内容ならバツグンの上昇を示します。
トレーニング自体にミトコンドリアを増殖させる効果はあるので、
「どのトレーニングが最も効率的か」という点に着目できるのが
この検査のいいところと言えます。
遺伝子検査のデメリット【価格・期間・安全性は?】
![スポーツ遺伝子検査でわかること【競技特性が分かります】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/kids-racer.jpg?resize=453%2C315&ssl=1)
遺伝子検査についてデメリットはあるのでしょうか?
以下に述べていきます。
価格について【7,000円】
検査自体は検査キットが送られてきて
口腔粘膜(頬の内側)をこすって取り、それを返送するだけの簡単なものです。
費用は7,000円と決して安くはない値段設定です。
ただ、これを
子どもの将来、自身の向上を考えたときに「安い投資」と判断できるのではないでしょうか?
期間について【約15日】
検査キットを返送して結果が届くまでは約15日です。
結果を早く知りたい身からしたら、もどかしい期間ですね・・・。
果報は寝て待てといいますし、、、、。
安全性について【19歳未満は保護者の同意が必要】
遺伝子検査と聞いたら多くの人が敬遠する理由が「安全性」に関してだと思います。
遺伝子検査の技術革新は近年めまぐるしく発展しており、
現在では口腔粘膜を綿棒で軽くこするだけで検体の採取が可能です。
PCR検査で用いるサンプルは長い綿棒を鼻から突っ込みますが、
あれよりは遥かに早く楽に取り終えることが出来ます。
そして遺伝子は個人情報の中でも最も機密的事項です。
ハーセリーズは倫理委員会を設置し
日本赤十字血液センター所長、
広島大学分析病理学教授をはじめとした組織で厳重に監視されているため
安全性が担保されていると言えます。
また19歳未満は保護者の同意の下行うことが規則となっており
企業の危機管理に万全を期す姿勢が感じられます。
ハーセリーズスポーツ遺伝子検査を受けるならなるべく早いうちに!
![スポーツ遺伝子検査でわかること【競技特性が分かります】](https://i0.wp.com/musclelab97.com/wp/wp-content/uploads/2020/10/kids-cheerleading-.jpg?resize=487%2C324&ssl=1)
遺伝子検査は決して遠い存在ではありません。
むしろ、現代の「効率化」を考えたら、
なるべく早いうち(若いうち)に
自身やお子さんの特性を見極めておくことも重要ではないかと感じます。
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