「大学院の生活が不安」
「どうやってタイムマネジメントをみんなはしているの?」
「できる研究者はどうしているの?」
こういった疑問に社会人博士として博士号を取得し、
都内大学で教員として従事している管理人がお答えします!
【本記事の内容】
○机の横に置いておきたい本は7冊
○時間がなければ「耳で本を読む」Audibleを
○安く読むにはAmazon Prime Student
目次
大学院生におすすめしたい7冊の本

大学院生の生活はあまり想像がつきづらく、
できる人間と堕落する人間の差が歴然とします。
世の中の活躍する研究者達は必ずしも
大学院生時代からできる人間だった、人ばかりではありません。
多くの研究者は堕落した生活によって一度は挫折しそうになりながら
自分自身の生活スタイルを確立していっています。
今回は「大学院生の生活」を含め、
「プレゼンテーション」や「統計分野」のおすすめ本を紹介します。
大学院生の研究生活を円滑に遂行するための良書

なぜあなたは論文が書けないのか?
論文が進まない原因は、実は意外なところにあります。
論文はまとまった時間を割き続けて書き上げる方法だけでなく、
隙間時間を上手く利用して書くことができます。
大学院生の数百倍多忙な現役研究者がどうやって時間を捻出して
論文を書く作業をしているのか。
大学院生のうちから
タイムマネジメントを上手くできる様にしておくと
あとから役立てることはあります。
(結構、教授の本棚に置いてあります。)
(ただこの存在は、隠す先生多いです。)
(=持っているのは恥ずかしいけど、名著ということ)
なぜあなたの研究は進まないのか?
「なぜあなたは論文が書けないのか?」に並ぶ大学院生、研究者のバイブル。
研究をすすめる上で必要な作業、後回しにしていい作業、
その選別をすることが研究をすすめる上で重要です。
実際、大学の教授クラスともなれば
朝メールを開くと数百通規模のメールが来ていることなんてザラです。
なかには査読依頼や、大学の授業関連、大学院生のメールなど
重要と思しきメールはたくさんあります。
しかし、それをいちいち返信していたら
それだけで1日が終わります。
「研究」と言う場に身を置く人間が
最重要視すべき項目は何かを顕在化させてくれる書籍です。
ファストアンドスロー
あなたの意思はどのように決まるか?
研究とは少し関係のない本に見えますが、
紛れもなく「東大で一番読まれた本」として有名です。
ノーベル経済学賞を受賞したカーネマンによる
人の行動心理を深掘りした書籍です。
カーネマンの専門は行動経済学。
人の経済活動の根底には必ず感情が存在する、
それ故、合理的な判断を誤ることがある。
この本を読むことで、
なぜ研究が進まないのか、
研究に邁進するための感情コントロールをどう行うか、
自己分析をするきっかけとなる良書です。
[関連]大学生のための意思決定の教科書|ファストアンドスロー
大学院生はプレゼンテーションが必須

伝わるデザインの基本
大学院生(研究者)は人前で発表する機会が多くあります。
研究室単位での抄読会、
研究科での中間審査、修士論文発表会、
学会での口頭発表、ポスター発表等
不特定多数の人前で自分の意見を述べなければなりません。
プレゼンテーションは独学で学ぶのも手ですが、
「なぜメイリオは見やすいのか」
「見やすいポスターはどう構成しているのか」
といったまさに「かゆいところに手が届く」ような1冊です。
1冊手元にあるだけで
学会、審査会、全て完璧です!
話し方入門
自己啓発本の元祖とも言うべき「デール・カーネギー」の名著。
カーネギーと言えば「人を動かす」だが、
人前で話す機会のある人にとってはコチラがおすすめ。
カーネギーは「プレゼンテーション指導」をも生業としてやっていたこともあり
その手法はまさに伝家の宝刀。
上手く話そうとしても人は聞いて入れません。
自分の伝えたいことを相手にどう聞かせるか、
そのノウハウが詰まった書籍です。
いちからはじめる大学院生の統計学 −入門編−

統計学が最強の学問である
「統計学が最強の学問である」
統計は何のためにあるの?
その値は真実なの?
統計からなにを導き出すの?
平均値は世相を反映してる?
大学院生となって、研究で必ず必要になる「統計学」。
すでに学部生時代に統計を習った人にはおすすめしませんが、
はじめて統計をしなければならない人には是非読んでほしい1冊です。
宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ
統計学に苦手意識を持っている人におすすめです。
多少の知識がある人には冗長に感じられる部分もありますが
分量としても読み応えのある量です。
「統計学は最強の学問である」よりも
入門者には優しいと言えます。
良書であることに間違いないです。
大学院生でも本を読む時間がない?結論:耳で読め

最近、密かに巷で注目を浴びている「耳で読む本」。
その名もAudible (オーディブル)。
有名ナレーターによる心地良いサウンドに包まれながら
世界の良書を読み聞かせしてくれます。
読書の習慣がある人には不要なサービスですが、
聴きながら寝落ちできるスリープタイマーは魅力的です。
今なら30日無料体験できるので
お試ししてみて、合わなければ退会してもいいかと。
大学生はAmazon Prime Student 一択!

大学生、大学院生で読書をしようと思えば
Amazon Prime Studentの加入をお勧めします。
学生限定のこのサービスは
月額250円で
映画・音楽・本が読み放題聴き放題!
特に大学院生なら、
研究推進に必要な書籍(例えばこの記事で紹介した本など)は
大学院生の研究費で購入できます。
Amazonで購入しても領収書等しっかりとっておき、
事務へ報告すれば問題なく全額補助してくれます。
利便性の点から鑑みても
Amazon Prime Studentは入っておいて全く損はしない特典ばかりと言えます。
[関連]お得に本を読みたい大学生向け|東大生おすすめ本14選
まとめ:大学生気分で大学院生は務まらない!
結局のところ、大学生の気分で大学院生を全うしようなんて
絶対無理です。
学部生時代に優しかった先生が
院生となると厳しくなるなんて当たり前です。
大学院は相当シビアな世界ではありますが、
これからの日本を背負っていく人材を育成する高等教育機関でもあります。
先人の知恵を拝借するのが最も賢明と言えます。