部活とサークル。
大学に入ればどっちに入るかどうか悩みますよね。
特に就活まで見据えてる人は部活とサークルどっちに入るかはとてつもなく大きな問題です。
実際就活に有利、不利などいろいろ聞くのが実際です。
そこでこの記事では「就活には部活とサークルどっちが有利か」について白黒ハッキリつけていきます。
何を隠そう、この記事の筆者は現役の大学の教員。
どちらを選んだ学生が多く夢を叶えているか、実際の体験談を踏まえて解説していきます。
注意
部活選び、サークル選びで失敗する人の特徴
- カッコイイ(かわいい)先輩がいるから
- 仲いい友達ができるから
- 他大学の知り合いができるから
と言う理由でサークル選びをする学生は「後悔」する確率が高いです
部活とサークルなら就活に有利なのは部活
結論から言えば、部活生の方がやや就活には有利と言えます。
その根拠は下記に挙げる4つのポイント。
結果を残す部活生の共通点とも言えます。
評価ポイント:4年間1つのことに打ち込んできた実績
何か1つのことをひたすら突き詰めるって簡単なことじゃないことくらいは皆さんでも分かりますよね?
それを評価する人事部の大人だって同じ。
大人になればなおその難しさを理解していくものです。
熱中してきたもの
1つのことに情熱を注ぎ込むことは、誰にも真似できない。
そして、ひたむきな姿は美しい。
そういった経験が「お、こいつはデキるやつか」と思わせる。
サークル生が羨んでも時既に遅し。
4年間の勲章は部活生だけのものです。
評価ポイント:組織に属すると言うことを学べる
部活という組織は会社そのもの。
さらにいえば部活ほど厳しい縦社会は世の中に存在しないとも。
在籍している4年間は苦しいですが、卒業後はなんとまあ開放感。
そして全てのしがらみが楽に感じられる。
評価ポイント:人を立てるコトを学べる
部活の先輩ほど厄介な人はいません。
逆に言えば、部活の先輩と上手く付き合っていけばそれなりの人付き合いが学べると言うこと。
某体育大学の過去の一例
4年生・・・神様
3年生・・・貴族
2年生・・・平民
1年生・・・奴隷
(もうこんな時代ではありません)
こんなところで人付き合いを学べば会社にいるクソみたいな上司でもかわいいもんです。
使えない上司(先輩)ほどイキるのでややこしいですね。
でもそこで人間性が磨かれるわけで、今となってはいい経験です!
評価ポイント:体力(健康)がある
単純に体力があるって素晴らしいことです。
WHO憲章
健康とは単に虚弱や病気でないだけでなく、肉体的、精神的そして社会的に完全に良好な状態。
このWHO憲章の言ってる意味が分かりますか?
「健康とは病気じゃないだけでなく、体力があってコミュ力も高く活発な人だ」って言ってるんです。
(この考え方は東大の身体運動の教科書でも触れられています。)
つまり、企業にとって活発に働いてくれる人材の方が将来的に会社を支える人材になり得ると考えているわけです。
企業にとっての就活
企業にとっての就活・・・「未来への投資」
※採用って時間と人と金を莫大にかけて行っています。
健康な学生の方が好印象なのは企業に限った話ではありませんよね。
サークルが有利になる場面もある
サークル生は就活に不利?
「いいえ、そんなことはありません。」
サークル生でも就活で実績を残す学生もたくさん居ます。
そんな就活で成功しているサークル生の共通点を挙げてみました。
評価ポイント:多彩な経験
例えば、サークルに属することで自分磨きに時間を使える人は、その恩恵を受けられます。
例えば・・・
- 留学を経験し、語学を習得する
- インターンシップに参加し就業体験をする
- 学問を深め、論文や学会発表をする
- プログラミングを習得し、実績を作る
など
持て余した時間を使って多彩な経験をする学生は面接官に良いアピールができます。
逆に、何の経験も積まないサークル生は評価の対象にすらなり得ません。
評価ポイント:コミュニケーション能力
サークル生の最も優れたところはなんと言ってもその「コミュニケーション能力」でしょう。
サークル生のコミュニケーション能力
- 飲み会で盛り上げる力
- 同世代をまとめ上げる力
- (幹部のみ)企業との対話
- 異性とのコミュニケーション
など
狭いコミュニティである部活に対して、広く人と付き合うサークル生のコミュニケーション能力は面接でも十分活きます。
ただ、サークルに入ればコミュ力がつくと思っていたらそれは大間違い。
参考書を買って勉強した気になってるのと同じです。
部活が就活に不利になる人はどんな人?
部活生でも就活に不利になる人はごまんといます。
そういう人に限って
なんて言い始めます。
部活生の弱点と対策をするだけで最強の武器になるのでチェックしておきましょう。
部活生は言語化能力に乏しい
部活生の最大の弱点。
自身の輝かしい経験や実績をただ字面だけしか述べることができない。
つまり、言語化能力著しく欠如している点。
言語化能力
「何を経験して、どんな結果を残して、そこから何を学んで、今にどう活きているか」
コレさえ高められれば魅力的な話し方は自ずと出てきます。
【あわせて読む】大学の部活経験は就活で有利となる!【不利に陥る原因は過去の話をするから】
自分に適した業種を探せていない
部活に追われる部活生。
業界研究がサークル生のそれと比べ圧倒的に薄っぺらい。
時間的余裕がないのはわかりますが、ただ適当に有名な企業や大企業だけピックアップしたって、地形も把握せずに戦場へ繰り出すも同然。
業界研究
自分が”どの部分”でその会社にコミットできるのか。
業界研究していくなかで見つけるのはそこです。
※給与や福利厚生なども大事ですが、受かりたいなら別視点からも企業を見てみましょう。
どうしても業界研究、企業研究に費やす時間がとれない、そんな部活生は就職エージェントを利用しましょう。
就職エージェント(就活エージェント)
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就職エージェントについて詳しく知りたい人は下記の記事も参考にご覧下さい。おすすめ就職エージェントについても紹介しています。
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まとめ:部活生の方がやや就活には有利【準備次第】
部活とサークル。
お互い準備しないで行けばサークル生の自力が勝る感じですが、部活生の潜在能力には目を見張る物があります。
そういった点から、大学の教員としては部活生やや有利と言う判断になります。
部活生はそのことに驕らず、徹底した下準備をしていきましょう。
何ごとも準備次第。
試合を迎えるために費やしてきた基礎練習を思い返せば分かると思います。
大舞台ほどコレまでの積み重ねが勝負を分けますよね。
1人でできなければ誰かの力を借りればいい。
それくらいの軽いスタンスで臨みましょう!
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