「パワーズ運動生理学はなぜ人気なのか。」
その核心に迫ります。
パワーズ運動生理学を購入するか迷っている人!
時間を無駄にしていますよ!
変に薄い他の教科書を買うより、分厚い教科書を1冊買っておけば
・大学院入試
・研究計画立案
・トレーナー資格試験
・理学療法士などの国家試験
・クライアントを目の前にする前に読む本
などの役割は一挙に片付きます!
それでは「パワーズ運動生理学」の魅力を紹介していきましょう。
記事の信頼性
●【最終学歴】東京大学大学院 (博士)
●【経歴】中学・高校バスケ部トレーナー
●【経歴】甲子園球児ストレングス指導
●【現職】大学教員
目次
パワーズ運動生理学がなぜ好評なのか
運動生理学の教科書と言えば、運動生理学20講と呼ばれるほど、その壁は高いものでした。(参照:本気で運動生理学を極める人へ【おすすめ本7選】)
運動生理学20講は発売されて以降、現在に至るまで根強い人気で、現代の知識にも負けず劣らずの良本であることは間違いありません。
しかし、2020年にパワーズ運動生理学が発売されて以降、その勢力図は大きく変貌しようとしています。
パワーズ運動生理学を購入したときのメリットをご紹介していきます。
パワーズ運動生理学を購入するメリット
①圧倒的な情報量
運動生理学20講は名著 of 名著です。
しかし、パワーズ運動生理学はその上を行く素質があります。
・総ページ数約700頁
・総セクション数3(25章)
・参考文献数各章毎に平均100報
・図(写真)の数、無数
・カラー
この1冊で「運動生理学」を網羅してやる、という出版社の意気込みが感じられます。
②カバーする範囲の広さ
パワーズ運動生理学の目次を簡単に紹介します。
Section 1
運動生理学の基礎
第0章 運動生理学の世界へようこそ
第1章 運動生理学で行われる一般的な測定
第2章 内部環境の制御
第3章 生体エネルギー反応
第4章 運動時の代謝
第5章 細胞シグナル伝達と運動に対するホルモン応答
第6章 運動と免疫系
第7章 神経系の構造と運動の制御
第8章 骨格筋:構造と機能
第9章 運動時の循環応答
第10章 運動時の換気応答
第11章 運動時の酸塩基平衡
第12章 体温調節
第13章 トレーニングの生理学:最大酸素摂取量、パフォーマンス、筋力への効果
Section 2
フィットネス 健康・体力向上のための運動生理学
第14章 慢性疾患の予防:身体活動と健康的な食習慣
第15章 心肺機能評価のための運動負荷テスト
第16章 健康と体力改善のための運動処方
第17章 特別な配慮を要する集団に対する運動処方
第18章 健康のための栄養と身体組成
Section 3
パフォーマンス 競技力向上のための運動生理学
第19章 パフォーマンスに影響を及ぼす要因
第20章 パフォーマンスの実験室評価
第21章 パフォーマンス向上のためのトレーニング
第22章 女性アスリート、子ども、特定の疾患を持つアスリート、中高年アスリートのためのトレーニング
第23章 栄養および身体組成とパフォーマンス
第24章 運動と環境
第25章 エルゴジェニックエイド
ご覧のように、とにかくカバーする範囲が広いです。
具体的な読み手としては
Section 1 ⇒大学生・大学院生
Section 2 ⇒健康運動指導士・理学療法士
Section 3 ⇒トレーナー・大学院生
を想定して書かれていると見え、知りたい情報にありつける構成となっています。
③情報が最新
運動生理学20講と比較し、大きな差となるの『情報の新鮮さ』です。
科学は常に発展し続けており、昨日までの常識が通じなくなることは往々にして生じうる世界です。
そんな中、
運動生理学20講は1996年初版に対し、
パワーズ運動生理学は2020年8月第1版。
また内容も前述したとおり、
「女性アスリート」や
「栄養とパフォーマンス」等、
ここ10年ほどで盛り上がってきた分野を特に追記して更新している点では、さすがとしか言えません。
パワーズ運動生理学を購入するデメリット
パワーズ運動生理学を購入するデメリットは以下の点が考えられます。
①費用
10,000円(税抜き)は大学生にとって安い出費ではありません。
なんなら大学生だった当時の1ヶ月分の食費に相当します。
②携行性に劣る
圧倒的な情報量を誇るパワーズ運動生理学ですが、
それが祟り、重量約2kg程度(推計)。
筋トレと思えば軽い方ですが、これを鞄に入れて歩くと多少大変ではありますね。
パワーズ運動生理学の口コミ
パワーズ運動生理学の口コミを見てみましょう。
#パワーズ運動生理学 第11章運動時の酸塩基平衡を読了しました。
— 千田耕平 (@abashiripowers) October 12, 2020
この章は実に興味深く面白かった。多くのスポーツ指導者は筋肉が動かなくなるまでの過酷なトレーニングを強制する。その事が強くなる方法だとおっしゃる。しかし、その生理学的な解説ができる指導者はほとんどいない。オレ、頑張る❗️ pic.twitter.com/7Omd6vsQiG
パワーズ運動生理学、運動療法としてのピラティスメソッドを読んで、やはりいいなぁと☺️
— Maya. (@Maya_eclat) October 4, 2020
頓挫した基本情報技術者試験の勉強のため、翔泳社さんのテキストも物色。講座を受講しようかと思案中…午前試験免除は魅力的…と…💦
パーソナルでついているサッカー選手が1人います🏋️♂️
— 大野 隆滉(Takahiro Ohno) (@oh_ta_) September 27, 2020
回復力を上げるためのトレーニング計画中。
大学でトレーニングの勉強はしていましたが、書籍で再確認をしながらメニューを組みます。
知識だけでなく、+αで専門家の知見が得られるのは大変ありがたい🤔
パワーズ運動生理学🏋️♀️特派員 pic.twitter.com/3H0lVB9WwV
5つ星のうち5.0
網羅されている
2020年9月6日に日本でレビュー済み
データは新しいし広く詳しく説明されている.
値段は高いけど買いだと思います.
-Amazon
2020年発売とあってまだまだ少ないですが、
否定的な意見は一件もないですね!!
運動生理学を極めるなら【パワーズ運動生理学】で決まり!
数々の運動生理学本を読んできましたが、
ようやくこの1冊にたどり着けた、という感覚です。
ご覧のように運動生理学は
・スポーツを研究する者 にとどまらず、
・パフォーマンスアップを狙うトレーナー
・運動療法を指導する理学療法士、健康運動指導士
と広く身体を扱う者にとっての"原点"といえます。
"原点"こそ良書を持ち歩くべきだと私は強く思います。
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